化粧品を選ぶとき、パッケージの裏側にある「全成分表示」をチェックしていますか?
「肌に合う化粧品を選びたいけれど、成分名を見ても何が何だかわからない」
「成分は上から順番に多く入っていると聞いたけれど、本当?」
「無添加と書いてあるけれど、成分表示を見るといろいろな成分が入っている……」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
化粧品の成分表示には、実は一定のルールがあります。原則として、配合量の多い成分から順番に表示されます。
ただし…
1%以下の成分や着色剤については順不同で表示できるほか、一定の条件を満たすキャリーオーバー成分は表示されない場合があるんです…!!!
つまり、成分表示は「上から順番に読む」だけでは十分ではありません。
この記事では、化粧品の成分表示の基本的な見方から、成分表示だけでは判断できないことまで、化粧品を選ぶときに知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
化粧品の成分表示とは?
化粧品の容器や外箱などに記載されている「全成分表示」は、その化粧品に配合されている成分を確認するための大切な情報です。
化粧品では、消費者が商品を選択しやすくするため、原則として配合されている全成分を表示することになっています。
成分の名称には、化粧品の成分表示に用いるための「表示名称」が使われています。
たとえば、
など、普段聞き慣れない名前も並んでいますよね。
日本化粧品工業会では、化粧品の成分表示に使用する名称のリストが公開されていて、現在はなんと!16,000を超える成分が掲載されています。
そのため、成分名が難しいからといって、それだけで「危険な成分」ということではありません。
化粧品の成分表示は上から順番に見る

まず覚えておきたいのが、成分表示は原則として配合量の多い順に記載されるということです。
たとえば、
「水、グリセリン、BG、○○、△△……」
という表示なら、原則として「水」のほうが「グリセリン」より多く配合され、「グリセリン」のほうが「BG」より多く配合されている、という読み方ができます。
ただし、ここには重要な例外があります。
1%以下の成分は順番が自由
配合量が1%以下の成分については、順不同で表示することが認められています。着色剤についても順不同で表示できます。
そのため、
「成分表示の後ろに書いてある=配合量が必ず少ない」
とは限りません。
特に1%以下の成分については、成分表示の位置だけから配合量を正確に判断することはできないのです。
成分表示の順番だけで「良い・悪い」は判断できない
成分表示を見ると、
「この成分が上のほうにあるから肌に良い」
「この成分が後ろにあるから意味がない」
と考えたくなるかもしれません。
しかし、成分表示の順番だけで化粧品の良し悪しを判断することはできません。
なぜなら、化粧品に配合される成分には、それぞれ役割があるからです。
たとえば、
など、目的はさまざまです。
「たくさん入っている成分=優れた成分」「少量の成分=意味がない成分」という考え方では、化粧品の処方を正しく見ることはできません。
化粧品の成分表示から「配合量」はわかる?
ここは、成分表示を見るときに特に注意したいポイントです。
正確な配合量までは、通常の成分表示からはわかりません。
原則として配合量の多い順に並んでいるため、おおまかな順序を推測することはできます。
しかし、
「グリセリンが何%入っている」
「この植物エキスが何%入っている」
といった具体的な配合量までは、成分表示だけでは判断できません。
また、1%以下の成分は順不同で記載できるため、後半に並んでいる成分同士の正確な配合量を順番から推測することもできません。
「○○配合」と書いてあるからといって、成分表示の順番だけで判断しない
化粧品では、特定の成分を大きくアピールしている商品もあります。
たとえば、
「ヒアルロン酸配合」
「植物エキス配合」
「○○成分配合」
などです。
ここで注意したいのが、
広告で目立っている成分=化粧品の中で最も多く配合されている成分
とは限らないということです。
2025年3月に厚生労働省から出された「化粧品における特定成分の特記表示について」でも、特定成分を表示する場合には、配合目的を併記するなどの留意事項が示されています。特定成分を強調する表示は、その成分が有効成分であるかのような誤認などにつながるおそれがあるからです。
成分をチェックするときは、商品表面のキャッチコピーだけではなく、裏面の全成分表示も確認することが大切です。
「キャリーオーバー成分」とは?
化粧品の成分表示を見るうえで、もう一つ知っておきたいのが「キャリーオーバー成分」です。
キャリーオーバー成分とは、簡単にいうと、ある原料に付随して製品中に持ち込まれる成分のこと。
東京都健康安全研究センターでは、配合されている成分に付随する成分や不純物などで、製品中ではその効果が発揮されるより少ない量しか含まれないものを、いわゆるキャリーオーバー成分として説明しています。こうした成分は表示の必要がない場合があるんです。
「全成分表示=存在するすべての物質が必ず書かれている」という意味ではない
化粧品は原則として全成分表示が必要ですが、一定のルールによって表示されないものもあります。
そのため、
「成分表示に書かれていない=製品中に絶対に存在しない」
と単純に考えることはできません。
特に「無添加化粧品」を選ぶときには、この点も含めて何を「無添加」としているのかを確認することが大切です。
Toccoでは、キャリーオーバ成分すら一切含まない徹底した”完全無添加”にこだわって作っています。
「無添加」と成分表示はどう見ればいい?
「無添加」と書いてある化粧品を見ると、
「何も添加されていない化粧品なのかな?」
と思うかもしれません。
しかし、「無添加」という言葉だけでは、何を添加していないのかまではわかりません。
たとえば、
- 香料無添加
- 着色料無添加
- パラベン無添加
- アルコール無添加
- 防腐剤無添加
ここは、成分表示を見るうえで非常に重要なポイントです。
など、何を無添加とするのかによって意味は変わります。
だからこそ、
「無添加」という大きな言葉だけを見るのではなく、何が無添加なのかを確認する
ことが大切です。
さらに、成分表示だけでは判断できない「キャリーオーバー成分」などのルールもあります。
無添加化粧品を選ぶときには、単に「無添加」という文字だけを見るのではなく、そのメーカーが何を基準に無添加と考えているのかまで確認するとよいでしょう。
Toccoのピュアバリアローションの成分は
「水、グリセリン、カニナバラカジツエキス、水酸化K」
のたった5つのみ。もちろんキャリーオーバ成分は一切含んでいません。
化粧品の成分表示を見るときの4つのポイント

ここまでをまとめると、化粧品の成分表示を見るときは、次の4点を意識するとわかりやすくなります。
1.まず最初の成分を見る
成分表示は原則として配合量の多い順です。
ただし、1%以下の成分などには例外があります。
2.気になる成分が何のために入っているのかを見る
成分にはそれぞれ役割があります。
「肌に良い・悪い」だけでなく、
なぜその成分が配合されているのか
を見ることが大切です。
3.成分表示だけで配合量を断定しない
特に1%以下の成分は順不同で記載できるため、後半の成分については表示順から正確な配合量を判断できません。
4.「無添加」の意味を確認する
何が無添加なのかを確認しましょう。
「無添加」という言葉だけでは、その商品の処方全体を判断できません。
Toccoが考える「成分表示」の見方
Toccoでは、化粧品を選ぶときに「入っている成分の名前」だけを見るのではなく、その成分がなぜ使われているのか、どのような考え方で処方されているのかまで見ることが大切だと考えています。
化粧品は、一つの成分だけで評価できるものではありません。
配合する成分の種類だけでなく、
など、さまざまな要素を考慮して一つの製品がつくられます。
だからこそ、
「この成分が入っているから悪い」
「この成分が入っていないから安心」
と、成分名だけで判断するのではなく、化粧品全体を見ることが大切です。
Toccoでは、こうした考え方を大切にしながら、原料一つひとつについても検討し、化粧品を設計しています。
化粧品の成分表示を理解すると、自分に合う化粧品を選びやすくなる
化粧品の成分表示は、最初は難しく感じるかもしれません。
でも、
「原則として配合量の多い順」
「1%以下の成分は順不同でもよい」
「キャリーオーバー成分など、表示されない場合がある成分もある」
という基本を知っておくだけでも、見方は大きく変わります。
大切なのは、成分表示を見て「良い・悪い」をすぐに決めることではありません。
「これは何のために入っている成分?」
「なぜこの成分を使っているの?」
「この化粧品は、どんな考え方でつくられているの?」
と、一歩踏み込んで見ること。
成分表示を正しく読むことは、自分の肌や好みに合った化粧品を選ぶための大切な情報になります。
化粧品を選ぶときには、ぜひパッケージの裏側にある「全成分表示」にも目を向けてみてください。


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